その昔、一世を風靡した映画・ドラマ「失楽園」から一気にメジャーになった不倫。
それまで既婚男性が若い女性と肉体関係を持つのが一般的な不倫として知られていましたが、長年女を忘れていた人妻たちが次々と相手を求めるようになり、今では人妻の5人に1人は不倫をしているとまでいわれています。
生涯を誓い合った相手以外の異性と関係を持つことは不貞行為とされていますが、それでも毎日カレーライスばかり食べてられませんし、たまにはラーメンを食べたいと思うのが人の欲です。
この世に男女がいる限り浮気や不倫はなくならないとされていますが、現代では浮気相手を探す人より不倫相手を探す人のほうが断然多く、既婚者でも自由に恋愛したいと既婚者同士での不倫カップルも増えてきました。
浮気と不倫は混同されがちですが、その意味合いや社会的に位置づけられているものが微妙に異なります。
不倫は倫理から外れたこと、人の道から外れたことを意味し、法律で一夫多妻制が定められている日本では既婚者が配偶者以外の相手と肉体関係を持つことがこう呼ばれます。
一方浮気は交際相手がいるにも関わらず、本命の相手以外の第三者に心移りや肉体関係があることを指し、既婚者でも「浮気」と呼ばれることもあります。
決まった相手がいるのに他の誰かと関係を持つということは同じですが、浮気と不倫ではその真剣度や取り組み具合が異なる場合が多く、カップルが分かれたり、家庭崩壊などの危機になるのは圧倒的に浮気のほうが多いのです。
浮気はその名の通り浮ついた気持ちで行う人が多く、飲んだ席での成り行きや、会社の若い女の子、また風俗などでの行為がほとんどですが、これらは瞬間的な感情で行うことが多く、まともなアリバイも用意していないため簡単にバレてしまうのです。
一方浮気よりも重いとされている不倫ですが、浮気と比べると圧倒的にバレる人が少なく、年単位で不倫を続けている人も珍しくありません。
というのも不倫をする相手が人妻の場合、最初から不貞行為であることを自覚しているため連絡にも最新の注意を払い、絶対に足がつかないようにたくさんの配慮をしています。
人妻は他の男性とからだの関係を持ちたいとは思っても家庭を壊したいとは思っていませんから、家庭を守りながら自分も楽しめるようにしっかりと考えているので、不倫をする男性側も安心して不倫をすることが可能なのです。
相手が独身女性の場合は将来は別れて自分と一緒になってほしい、子供が出来た…などなどさまざまな悩みを抱えるはめになってしまいますが、人生の酸いも甘いも知り尽くした人妻が相手なら安心して不倫を楽しむことができますね。